犬の絵と動物画のギャラリー PET PORTRAIT & ANIMAL ART GALLERY
犬 の 絵 と 動 物 画 の ギ ャ ラ リ ー
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Creative Process
制作プロセスを公開します。絵のモチーフは雪豹。
動物園で撮影した写真の資料を参考に制作しています。
基底材はキャンバスボードで、絵具はアクリルを使用。
ステップ-1
背景から描き始めます。
まず平筆で背景の基本色を全面に塗り、
濃淡部分はエアーブラシを使用して
ボカシていきます。
下準備
絵の具の定着と発色を良くするため、
キャンバスボードにジェッソという
純白の地塗り剤を塗布します。
塗っては乾かしを3回繰り返し、
一日置いて完全に乾燥させ、表面に
紙ヤスリを軽くかけ滑らかにします。
これで下準備の完了です。
ステップ-2
背景が完全に乾いたら
下描きをトレーシングペーパーで
転写し、雪豹の輪郭線を
描き込んでいきます。この線は
これから描き進めていくうえでの
重要なガイドラインになります。
元の写真
ステップ-3
いよいよ描き込みの開始です。
少しでも気を抜くとすぐ絵に現れるので
神経を集中させます。
ここからは忍耐と体力勝負になります。
まず、下描きをガイドに暗部から
描き進めます。ある程度描き込んだら、
毛並みの明るい部分も加えて大まかな
仕上がりのイメージをつかみます。
ステップ-4
雪豹の体のベースとなる基本色を
全体に塗り込みます。次に最も
明るい部分から最も暗い部分までを、
5段階ぐらいの明度の異なる色を使い
表現していきます。ハイライトを
効かせると立体感が出てきます。
目を少し描き込むだけで、リアル感が
増して絵が生き生きとしてきました。
毛並みは、細く強い線を一本一本何回も
重ねて表現します。
不透明度の高い絵の具を使います。
ステップ-5
ディテールの狂いなどをチェックし
修正しながら、細部をさらに
描き込み完成度を高めていきます。
目や鼻など重要なパーツは特に
じっくり時間をかけ、質感や透明感を
出すため、薄めた絵の具を何層にも
重ねていきます。
かなり完成に近づいてきました。
ステップ-6
さらに細部を描き込んでいきます。
目のキイロが強く違和感があるので
自然な色味に修正。
一秒間に1〜3回の筆の「ストローク」を
重ねていきますので、完成までには
それは十数万回にも及びます。
絵の具を何層にも重ねることにより、
モチーフの存在感、リアリティーと
いったものが表現できます。
完成
残った岩部分を描き込みます。
全体のカラーバランスを考慮して
同系色にしています。
最後に作品保護のためと、
絵具のテカリやばらつきを
落ち着かせるため全面に
マットバーニッシュを塗って完成です。
目や鼻部分はドライブラシ技法
(あまり水分を含まない状態で
絵の具をのせていく)で微妙な
ボカシをつけていきます。
絵の具はアクリル絵の具を使用します。
水溶性ですが乾くと完全に耐水性になります。
水彩のように透明感を生かして描くことも、

油絵のように厚塗りして重厚な表現も可能です。
筆は主に細部用に面相筆を3種類ぐらい、
広い面積用に平筆を2〜3種類使用します。面相筆は細い穂先を

持っていて細い線や細部を描くのに適しています。
支持体(絵の具を支える材料)は主に2ミリ〜3ミリ厚の

キャンバスボードまたはリネン100%の画布を使用します。
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